新入社員研修 参加者
この2日間を通して、森が生きているということを感じ、いいこともあれば悪いこともある自然の中で 工夫して生き抜く知恵について考えさせられました。 ヨガにしても薪割りにしても力ではなく、自らの身体や自然を味方に付けて、持続可能なやり方をしていかないと続かないというのも他の事にも通じる学びでした。
マネジメント研修 参加者
「人工知能で社会は便利にはなるけれど、それだけでは人間は豊かにならない」 便利さと豊かさは比例しない部分もあると思っていて、この研修を通じてぼくは世の中を便利にするよりも人の心を豊かにするようなことを将来を通してやっていきたいと思っていました。
企業人事担当者
1年離職率が非常に高かった当社で、この研修年度生は、劇的に離職率が下がった。
研修生達は今でもこの体験を共有して、結束力を誇っている。効果は顕著である。
経営者ミーティング 参加者
ガンコ山のような自然での体験は、日常生活では
気がつかない「潜在能力」を引き出す力があると思います。
自然の中で新しい自分を発見することで個人が活気づけば、企業が活気づき、社会全体も活気を取り戻す。しかも森も一緒に生き返るなーんて、そんな活動の一環を担えるといいなぁ、と思いました。
※一口メモ1
脳ストレスとは?ー脳のアンバランスな働きによる疲労感
現代人は、複雑な社会機構、社会的制約の中での順応やパソコンでのオペレーションなど脳の後天的皮質の過剰使用のために、本来受け継いできた五感機能など脳の働きが圧迫される脳ストレスに陥りがちです。脳ストレスからの開放が健康に必要です。脳ストレスがたまると、ホルモンバランス、交感神経、自律神経のバランスに作用して、身体の不健康につながると言われます。
我々は森林と密接に関わり進化してきました。日本においては縄文時代以来1万6千年もの間、森林と共生する文化を築いてきたのだから、森林と関わるアクティブな体験が、抑圧された脳を呼び起こし活性化させるのは当然なことでしょう。
※一口メモ2
自然体験教育 レーチェル.カーソンのセンスオブワンダーについて
アメリカの海洋生物学者で作家のレイチェル.カーソン女史は、40年以上前に「世界中の子どもたちに、生涯消えることのないセンスオブワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)を授けてほしい」とメッセージを残しました。米国で初めて幼児期に自然と触れる重要性を訴えたーこの本は自然体験教育のバイブルになっています。まさにそれが、脳科学的に正しく証明された今日、脳科学者たちは言います。
「幼児期に重要なことは、さまざまな感覚や考え方に触れ体験すること、それを通して総合的感覚を育てることは、後に特質的教育を受け入れ、それを伸ばす土台で、逆にそれなくしては、どんな教育も功を奏さない。引きこもりや、犯罪年齢の低下といった社会問題が充分に証明している」 「学習とは、環境からの外部刺激によって中枢神経回路を構築する過程、教育とは、外部刺激を制御.補完する過程」 環境が脳の土台をつくるということです。
-脳を科学する日立評論ー